コンセプト

ただ、川と温泉があるだけの森に。
ここは、かつてから手つかずの自然が残る豊かな森。
この森の、ありのままの自然とひとつになりたい…。
そんな思いを10年募らせて、2015年9月、ラビスタ阿寒川は、グランドオープンへと辿り着きました。
できるだけ、人の手を加えない。自然の邪魔をしない。

自噴する温泉。地形を活かして建てられた建物。
全てはありのままの自然の豊かさを感じていただくために。
川はいつも同じように見えて、違う水が流れています。その表情も、日によって季節によってさまざま。
森も、光や風、湿度などによって、微妙に表情を変えます。
そんな、ありのままの自然、その豊かさを感じていただくために私たちが決めたこと。
それは、できるだけ、人の手を加えない、自然の邪魔をしない…。
温泉は掘削し、湯脈を掘り当てて汲み上げるのが一般的ですが、
ラビスタ阿寒川では川の畔のあちこちで自噴している温泉を集めて使用しています。
館内で使用する水の源水はすべて、近くで湧き出ている泉から引いたもの。
また、森の中に踏み入るわくわく感を堪能していただくために、もともとの地形をできるだけ生かして建てています。
こうした思いや取り組みは、自然を何よりも大事にするアイヌの人たちの心からも学ばせていただきました。
ゆらぎを愉しむ。
ゆらぎに身を委ねる。

心の赴くまま、「心のゆらぎ」のまま過ごすひと時。
人は、規則正しさの中にある不規則な動きに、心地よさを感じるといわれます。いわゆる「ゆらぎ」です。
ラビスタ阿寒川には、ゆらぎがたくさんあります。
その代表格が、目の前を流れる阿寒川。
同じように見えて、微妙に表情を変える川の流れ、そして川音。
風に揺れる木々、その音もゆらぎです。
さらには、星のきらめき、暖炉の炎、舞い落ちる雪や木の葉など、枚挙にいとまがありません。
何かをしようと決めて行動するのも良いですが、心の赴くまま、「心のゆらぎ」のまま過ごすひと時も一興かと思います。
手作りの中にある「ゆらぎ」
アイヌの手作り工芸品
館内にあるアイヌの工芸品はすべて、アイヌコタン(アイヌ村)の木彫り職人さんとその奥様たちによるもの。手にして、目にして、何となく心地よく、心暖まる感じがするのは、手作り
の中に存在する「ゆらぎ」のためといわれます。
散策がてらに探してみてください。

木彫りの酋長
フロント脇で皆さまをお迎えしている、ラビスタ阿寒川のシンボル

木彫りのフクロウ
アイヌの神話にも出てくるフクロウ。ほかにも「不・苦労」として親しまれています。

ルームキー
木彫りのキーホルダーが付いています。オリジナルの手彫りなので、同じものはふたつとありません。

「イヤイライケレ
(アイヌ語で”ありがとう”の意)」。
次の機会には違う景色をご用意して、
お待ちしております。